藤野37号だたら (2025.06.05)


参加者:山﨑T、湊良、真知子、さとみ、松嶋、朝吹、中野

昨秋の悪天候や4月の道路の土砂崩れなどで、延期延期で、しばらくぶりの製鉄。それなのに参加人数が少ない。前日までの予報は曇り。しかも朝、東京を出るときに雨もパラパラと降ってきて心配。

でも、みんな必死になって炭切りをして、自分の仕事コツコツとしかもさっさとこなしていく。目を見張る働きは湊良君で、すべてを観察しながら、誰からも指示されないのに自ら動いていたのには感心。他の人たちも同じ感想を持ったようだ。親の趣味で、子供の頃からたたら製鉄に馴染んだおかげで、いつの間にかこんな身のこなしができるようになるなんていいのか悪いのか、、、。

砂鉄は昨年春に採取した房総の砂鉄。26.7kg投入し、総量4.5kgの還元鉄ができた。大きな塊は2.3kg。

最初は0.4キロからの投入、徐々に増やして1.5キロ。ノロだしは余りうまくいかず。だが、だれにも焦りはない。

風も弱く、少しだけ晴れ間が覗き、暑くもなく寒くもなく、ちょうどよい天気だった。作業をしながらすぐ横にあった桑の実を食べて楽しみ豊かな1日を過ごした。

地主さんからはヤマビルが出ているよと脅されたが、みんな大丈夫だった。

ひさしぶりの操業。順調に作業が進み、最初の砂鉄を入れる。

 

久しぶりの大量の炭切り。

炉を解体中に上部からやわらかいノロが流れ出す。

下部から出てきた2.3キロの鉧。あまりノロを噛んでいなさそうだが、形が良いとは言えない。

 

 

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